2010年08月30日

勉強を始めるにあたって考えて欲しいこと

「勉強を始めるにあたって考えて欲しいこと」
広島市進学塾ウィンズ

塾の講師をしていると、「今まであまり勉強してこなかったけど、これからは一生懸命勉強して学力を上げたい」、あるいは「志望校に合格したい」という生徒にたくさん出会います。
当たり前といえば当たり前の話です。そうした子供たちのお手伝いをするのが、私たち塾講師の存在意義なのですから。

しかし、いざ一緒に勉強を始めてみると、あるいは、授業を通じてその生徒を観察していると、そうした生徒の勉強の下手くそなこと、下手くそなこと……。

一見して、「ああ、それでは成績は上がらないな」と思えてしまうのです。しかし、本人はそんな風に思ってはいない。言葉が悪いかもしれないけれど、今まで勉強したことがないから、勉強している、あるいはその形をしているだけで満足しているのです。当然、成績が上がらない方法で勉強しているのだから、成績が上がるわけがない。その結果、勉強がいやになってしまい、勉強しなくなるという悪循環が生まれる。
本当にもったいないことです。せっかく勉強しようと思えたのだから、その気持ちが結果に表れる方法で勉強する。これから勉強を本格的に始めようとする人は、まず何よりも、そのことをしっかり考える必要があると思います。


だから、私は、そういう方のために、まず次のことを伝えておきたいのです。


それは、一言でいえば、「勉強した以上は、必ず身につける」、たったそれだけのことです。

ちょっと想像してみてください。
二時間かけて勉強したけれど、二時間後、頭の中には何も残っていないという状態を。

その二時間の努力は無駄だったと思えますよね。


例えば、ノートに歴史年表を一生懸命書いたのだけれど、それがどういう出来事なのかが分かっておらず、流れも全く想像できず、ただ書いただけという状態は、いかがでしょう?

「面倒くさいだけだったね」と、同情さえしてしまうかもしれません。

もちろん、歴史年表を書くのがいけないというわけではないのです。それが必要な時もあるでしょう。しかし、大事なのは、それをした以上は頭に入れなさい、ということなのです。

私は、学力を「頭の中に入れた暗記量とテクニックの総体」だと考えています。結局は、自分の頭にどれだけ叩き込んだか、が、勝負なのです。紙の上にどれだけ書いたか、あるいは、どれくらいの時間机の前に座っていたかは、二の次です。ものごとを記憶し、それらを運用する方法を学び、自分で使えるようになれば、それをもって学力の向上と呼ぶ、そう思っているのです。

ですから、勉強する以上、自分の頭に残る方法で勉強しないといけないのですが、どうも、そのあたりで手を抜こうとする生徒が多い。そこに手を抜いたら、勉強なんて、それこそ「ただの面倒くさい作業」になってしまうのに……。


極端な例から挙げてみます。こんな勉強方法をしていませんか?


@音楽を聴きながら、英単語を何個も書いて覚えようとする。

⇒最近、こういう生徒は「何かの修行を行っているのかもしれない」と思うようになってきました。流行の音楽を聴きながら、何かを暗記しようなんて、もはや人間の能力の限界に挑戦しているとしか思えないですね。



A「こっちの方がスラスラ解ける気がする」と、これまた音楽を聴きながら数学を解く。

⇒「スラスラ解ける気がする」のは、問題に集中せずに何となく解いているからです。その状態で解いた問題を、後から思い出せるわけないじゃないですか。



Bプリントの裏にきれいな表を描き、マーカーでデコレートする。

⇒それをしたからと言って、頭に入るわけではないですよ。マーカーを引くのは、後から見たときに、目立たせるためです。そのプリント、この後捨てますよね?



C一つの英単語を、「学校の宿題だから」と、20個ずつ一生懸命書く。

⇒「学校の宿題」なら書かなくてはいけないでしょうが、400個目に書いた単語、覚えましたか? 500個目の単語を書いた時、意識ははっきりしていましたか? ぼんやり書いただけになっていませんか? その課題は、細かく分けて、少しずつ、確実に覚えるのがコツです。



D「今日はやるぞ」と、3時間休憩も取らずに、机に向かう。

⇒間違いなく、集中力が途中で切れたはずです。その状態で勉強を続けるのではなく、一度しっかり休憩を取った方が、気持ち的にも楽だし、頭の中にもたくさんのことが入ったでしょうに。


どうですか。言葉で書くと、どれも効率の悪い勉強方法だと思えませんか?

しかし、全てが、私どもの塾で実際に見た光景です。みんな、普通の中学生・高校生です。ということは、これから勉強をしようとする方なら、誰もがやってしまう間違いとも言えます。きっと多くの方が、これと同じような失敗をしているのではないでしょうか。

だから、勉強するときは、いつも思ってほしいのです。
「今から勉強することは、必ず、頭に残すぞ!!」、と。
  
正直に言えば、これ自体がとても難しいことです。

上の@〜Dをしなかったら、全てのことが頭に入るかと言われれば、そんなことはもちろんありません。勉強方法に関してはもっと多くの工夫があってしかるべきです。

そうした「やるべき工夫」は、今後、順次提示させてもらうとして、まずは、「勉強した成果を自分の頭に残すこと」を第一に考え、そのために、上のような「やってはいけないことをしない」という極めて当たり前のことを、まずは何よりも先にお伝えしておきたいのです。
posted by 100人の塾長 at 23:43| Comment(0) | 全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月27日

試験勉強の極意

試験勉強の極意 〜秀才A君の得点の取り方、知ってるかな?〜

個別指導Zeal / 山本ヒサオ'


こんにちは、ヒサオ'です。



よく生徒や保護者の方から、

「勉強は1日何時間すればいいんですか?」

とか、

「問題集は1日何ページ進めればいいんですか?」

なんていう質問を頂戴しますが…これらの質問、自分には正直どうもピンとこないんですよ。

これらはきっと、

「昔、勉強に苦労なさった保護者の方や、そのお子さん」

から寄せられているのではないかと思います。

あ、私も実際そうでしたからよくわかります。


多分なんですが、その方々は

「いくらやっても追いつかないくらい、勉強とは途方もない分量をやらなければならないもの」

というイメージを、お持ちになっていると思うんです。

しかし、実際には違います。「試験勉強」とは、そこまで大変なものではないのです。

つまり勉強とは、範囲が決められている限り、実は「楽チンなもの」なのですね。

では実際に「試験勉強を効率よく進めるには、どうやってすればよいのか?」

結論から言いましょうか?


試験勉強とは、今も申し上げたように、「もともと範囲が決まっているもの」ですから、その全部の範囲の勉強を先に「ざっとでいいから」やっておいて、それから、どうやって得点をビルドしていくかを考えていけばよいのです。


…と書くと、あっさりしすぎているので、もう少し具体的にお話ししましょう。


例え話をします。

クラスで一番の秀才A君と、ビリから二番目のB君が、中間テスト当日の朝、黒板の前で話をしています。


B君「A君、君は昨日、何時間勉強したの?」

A君「オレ?そうだな〜、ま、30分くらいかな?」

B君「ええ?ちょ、ちょっとからかわないでよ!クラスでビリから二番のぼくでさえ、昨日は10時間も勉強  して、ようやく試験範囲が終わったのにい〜…」

A君「別にからかってなんかいないよ。本当にそれだけしかしてないんだよ!」

B君「…身体の調子でも悪かったのかい?」

A君「いや、全然そんなことないよ。いつもこんな感じかな?あ、先生来たみたいだね」


チャイムが鳴り、試験が開始されました。


B君「あ〜、なんか全然思い出せないや〜、昨日あれほど頑張ったのにな〜!」

A君「いつも通り楽勝だなあ、コツコツやってて良かった〜」


…とまあ、これって「よくある話」なんですが、この日本全国どこにでもありそうな状況は、つまり、こういうことなのです。

B君は「短期記憶型」の勉強だから忘れやすい。(定期試験対策向け勉強法。いわゆる「一夜漬け」!)

A君は「長期記憶型」の勉強だから、忘れにくい。(広範囲から出題される入試対策コツコツ型勉強法。こちらは本格派)

A君の長期記憶型の「コツコツ型勉強法」でやれば、将来の各種国家試験にも間違いなく合格します。というか、こないだウチのアシスタントがこのやり方でやって、無事「医師免許」を獲得しました。


では、そのコツコツとした勉強の、具体的方法とはどんなものなのでしょうか?


それは、

最初から一つ一つ丁寧にやらないこと、とにかく、最初は「ざっと」試験範囲全体を確かめるように、例えば何かの問題集を使って

「何%くらい自分はできていないのか?」

を把握することなのです。(「何%できているか?」ではなく、「何%できていないか?」です)

たったこれだけ。ミスを全て目の前に、まずは「並べてやる」だけなのです。


つまり、世の中の秀才君たちは皆、「リアリスト」なんですね。どんなにできていなくても、まずは現状認識からスタートしようとします。最初のテストの結果、たとえ半分しか取れなくても、彼らは「まったく気にしません」。

せいぜい、(いよいよ試験勉強が始まったなあ〜)くらいにしか思わないはずです。



さて、「勉強の材料(自分のできなかった部分)」が見つかれば、そこからはコツコツした「単純作業の日々」です。

できなかった部分だけをピックアップして、そこだけを何度もコツコツやっていきます。最初にやって、すでに合っていたところは二度としません。やっても、試験直前に一度さらっと「全体テスト(時間がない場合、目で追うだけでテストし、自信がないところだけは書き出しておく)」を実践すればオーケーです。


逆に、最初に合わなかったところは、何度もやり直します。

例えば最初にやったときに、全範囲の50%の部分がミスだったら、次にはその残りの50%(全範囲の25%)ができるように、A君は頑張り続けます。

こういう、「計算しつくした上でのコツコツ」が大切だと思うのですね。B君との「やみくもな努力」とは、このあたりが違うのです。


つまり、A君はこの段階で

最初の50%+2回目の25% =75%の正答率

を手に入れているはずです。


この作業を、さらにもう一度(残り25%の半分を)やればどうでしょうか?

最初の50%+2回目の25% +3回目の12.5%=87.5%の正答率

と、ほとんど9割近く取ることが可能になるのです。


B君はおそらく、このやり方「半分ずつ正答率を上げていく方法論」(しかもミスは何回も自動的に復習している!)を知らず、

最初から膨大な範囲全体を「まんべんなく時間をかけてじっくりやろう」と考えてしまったに違いありません。それで、いつも試験ギリギリになってしまう。


(※最初にどんなに自信がなくてもA君のように「全体の通しテスト」をやって、ミス部分を、試験勉強前にあらかじめ選別することがとても大切です)


記憶力の多少良い子なら、それでもなんとかカバーできますが、ビリから二番目の彼には「全体を一度で完璧にこなす」のは、おそらくムリでしょう。

また、定期試験レベルの範囲なら、ちょっと記憶力が良いくらいでも「一夜漬け」で点数は取れますが、入試では…やっぱり難しいでしょうね。

まずは全体を「ざっと」やってみる、次にミスを半分ずつ消していく、それを繰り返しやる、そういう「コツコツ」をやると…


試験前日には、数パーセントしか残っていない「ミス部分の洗い直しだけ」をすればいいようになっているのではないでしょうか。


A君のような、最初から復習の手順を計算した「コツコツ型勉強法」では、ミス部分を何度か繰り返し復習することになるため、暗記したものはやがて「長期記憶」となり、試験前日にはそのうちの「取りこぼしの確認しかしない」ことになります。…だから直前の学習時間は30分程度しかかからなかったのです!



私が日頃から指導している学習法は、実際にこんな感じです。ぜひ皆さん、参考になさってくださいませ!
posted by 100人の塾長 at 15:08| Comment(0) | 全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月22日

ブログの目的

全国の実力派塾長100人が、皆さんの悩みをスバッと解決します。




◆勉強の仕方が分からない人

◆テスト前に何をすれば良い分からない人

◆部活との両立に困っている人

◆なかなかやる気が出てこない人

◆暗記が苦手で覚えられない人

◆ミスが多くて点数を落としてしまう人

◆普段はできているのに、テストになると点数が思うように取れない人

◆気持ちは焦っているのに、何をすれば良いか悩んでいる人

◆もっと時間を効率よく使いたい人



等々、学習、勉強、テスト、受験に関して、悩んでいる人のためのブログです。



どこかに必ず解決法が出てくるはずですよ。




posted by 100人の塾長 at 17:02| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
皆様のご声援のおかげで、100の学習法が、書籍になりました。 有難うございました。