三重県伊勢市にある個別指導学習教室『エムジェック』塾長の真鍋です。
私のように歳をとってくると『時間』の大切さをよく感じるんですね。
ということで時間の有効な使い方について少しアドバイスさせてもらいます。今回は勉強に関して話をしますが、勉強に限らずスポーツの練習やピアノの練習なんかにも応用できますから色々な場面で参考にしてもらえたら嬉しいです。
みなさんが1人で勉強をしているとき「終わる」タイミングを何で決めていますか?
・きりの良い時間になったから
・やると決めていた内容ができたから
・見たいテレビが始まるから
・電話がかかってきたから
・眠気がおそってきたから
理由は色々あるかもしれませんが、あまり深く考えずに終了していませんか?
それはそれでかまいません。勉強を終える理由の話ではありませんから。
みなさんにオススメするのは「このへんでやめよう」と思ったときに『もうあと1つ!』やってから終わりにする習慣作りです。
名づけて【5M大作戦】 “5M”は5分(minute)の意味です。
「もう今日の勉強はおしまい」と思ったとき、さらにあと1つだけ5分程度でできる+αをやってから終わりにしようということです。
“あと1つ”の内容は何でもい〜んです。(←川平慈英 風)
自分が得意なことでも苦手にしているものでもい〜んです。
そこで勉強をやめていたことを思えば内容にかかわらずやったぶんだけプラス(=お得)でしょ。欲張らず5分程度で終わるものにしましょう。新しい問題に手をつけるのではなく、その日に勉強したことのなかから選べばいいです。英語を勉強した日であれば書けなかった単語を1つでも2つでも完璧に覚えるとか、数学をしたのであれば間違えた計算問題をもう一度やってみるとか。5分間教科書を音読するのも効果的です。
集中して勉強を続けられ時間は個人差があります。1時間できる中学生もいれば20分が限界という高校生もいるでしょう。でも、5分間なら大丈夫。しかも“これで終わり”ですからさらに頑張りやすくなります。集中してできる最後のひとふんばり。これを積み重ねていけばきっと基礎学力のUPに大きな効果があるはず。たかが5分、されど5分です。
もう少し話を発展させましょう。私の塾は一斉指導でないため、授業の終了時刻が決まっていても実際に学習を終える時刻は生徒によってばらつきます。子どもたちの様子を見ていると、いつも早めに終わろうとする子もいれば反対に長めにやっていく子もいます。
終了時刻が近づいてくると時計を気にしだし、5分前になると勉強を打ち切って片付けを始める生徒がいます。2時間のなかの5分くらい早くやめても大したことはないと考えているのかもしれません。
とんでもありません。このようにしていつも5分短く終わってしまう生徒と、予定時刻より「もうあと5分」多く頑張る生徒とでは1回の授業につきプラスマイナス合わせて10分間の差ができます。これを毎回繰り返せば週に3回で30分間、1ヶ月で120分間。わずか5分の時間をどう使うかによって毎月2時間もの差がつく結果になるわけです。
もしも自宅や塾で毎日勉強している子が1年間この【5M大作戦】を続けられたら
5分間×365日=1825分間 ⇒ 約30時間
30時間もの勉強時間が増えることになるんです。クゥ〜!(←川平 風)
どうですか、たった5分の心がけでスゴイでしょ。
「継続は力なり」そして「チリも積もれば山となる」ですからね。
これから勉強をするとき、いや勉強を終わりにするとき、ぜひ【5M大作戦】を実行し、成績アップ、学力アップにつなげてほしいと思います。
最後まで読んでくれてありがとう。負けるな!