はじめにお断りしておきますが、受験用の話ではありません。
算数の実力をつけるための話です。
受験勉強

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「計算問題はできるけど、文章問題に手が出ない」という声をよく聞きます。
学校の授業では計算のやり方を中心に学び、学校からの宿題には計算ドリルやプリントが
よく出ます。
逆から言えば、文章問題は「おまけ」「応用問題」という位置づけです。「計算問題と文
章問題をどちらか選べ」と言われれば、誰でも「計算」を選びます。
単純ですし、すぐ終わるからです。
文章問題を解けるようにするためには、この位置づけを逆転させればよいのです。
文章問題を学習の中心に据え、計算を「文章問題を解くための道具」ととらえます。
時間をたっぷり使って少量の文章問題を解くのです。一問15分から最長で60分くらい
でしょう。
その時に重要なのは「一文ずつ絵や図や表に置き換える」ということです。
文章を読み返さなくていいように絵図や表を描き、そこに数字も書き込みます。
後はそれだけを見ながら考えて、自力で答えを導く学習を習慣化するのです。
正解がなかなか出ないかもしれません。それでもいいのです。降参ならば一ヶ月後に再
トライです。
簡単なパズルはすぐ飽きますが、複雑なパズルはハマれば楽しみになります。それを目
指しましょう。
小学1〜3年生向けの市販教材であれば、スーパーエリート問題集(文英堂)の別冊は
いかがでしょうか?
小学校高学年であれば、入試問題を詳しく解説した問題集が使えます。
時間がかかってもいいから、「自力で文→絵・図・表」です。ここが肝です。