皆さん、こんにちは。
兵庫県加古川市にある個別指導塾『
学研CAIスクール加古川校』塾長の桂です。
受験勉強

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このブログを読まれているのは、主として中学生、高校生の親御さんでいらっしゃると思います。
お子様の成績はもちろん、内申点が出る在学中の学校の担任の先生との連絡に気を遣い、受験を予定している高校や大学の学費も考え、お子様のお友達がどこを受験するなどという情報も気になられることと思います。
また、思春期には親子の関係も変化し、受験校や学習方法のことでお子様が反発したり、両親の間で意見が対立することもあると思います。
まだ、お子様方が小学生ぐらいまでだった頃は、ご家庭で学校や友達についてのお話もされたり、ご家族で遊びに行かれたり、一緒にアニメの映画をご覧になったこともあると思います。
さて、その映画は、どんな映画だったでしょうか。
もちろん、お子様と見たアニメでなくても、ご自身で鑑賞された最近の話題作品でもかまいません。登場人物は誰々で、どういうストーリーで、どんな展開があり、終わり方はどうだったでしょうか。突然、話が変わったと思われるかもしれませんが、学校の科目の1回1回の授業にも、映画のように「ストーリー」があります。
私が担当しております数学で言いますと、例えば、高校で出てきた2次関数のグラフは、平方完成と言われる計算で放物線の頂点を求め、上に凸、あるいは、下に凸の放物線を書くのでした。
しかし、この2次関数は、そのグラフを書くためだけにあるのではありませんでした。2次方程式との重要な関係がありました。
2次方程式ax^2+bx+c=0を2次関数(y=ax^2+bx+c)とx軸(y=0)の連立方程式とみなし、判別式の符号によって、2次方程式の解の個数が、「放物線とx軸の交点の個数」と同じであるいう図形的な解釈もできました。連立方程式の考え方を通して、2次関数と2次方程式の関係付けが行われたわけです。
数学に限らず、国語でも、社会でも、他の科目でも、学校の先生方は、限られた1時間弱という時間の中での到達点を定め、起承転結を考えて、授業の準備をされています。生徒はその構成順序に従ってノートを取り、理解していくことになります。
しかし、学校の授業は、映画と同様、「構成された美しいストーリーを提供する」という一方通行のコミュニケーションにならざるを得ません。カリキュラムは、指導要領で決まっていますし、限られた時間割の中での一斉指導では、個別に対応できるはずもありません。
そこで、皆様親御さん方、つまりご家庭へのお願いがあるのです。
それは、お子様に、今何を勉強しているのか聞いて頂きたいということです。至極当たり前に聞こえますが、私にはそれができていない事例をよく見かけるのです。
保護者とのお話の中で、「成績が上がった(下がった)」とか、「何々大学がA合格判定が出た」という話ばかりの方がいらっしゃるのです。お子様の成績の良し悪しや上がり下がりはもちろんなのですが、もう少し、「お子様が何を学習しているのか」にも注意を払って頂きたいのです。
受験とは、勉強の結果であり、勉強とは国語、数学、英語、理科、社会、などなどの「教科の学習」に他なりません。
国語では誰の小説を読んでいるのか、古文や漢文も読めるようになったのか、英語では、どのレベルの内容まで理解できるのか、日常会話はできるようになったのか、数学はどんな関数を勉強しているのか、微分や積分はわかったのか、理科ではどんな実験をしているのか、例えば、日食を説明できるか、道端の草花の分類がわかるようになったのか、などなどお子様に聞いて頂きたいのです。
親子のコミュニケーションがうまくとれ、家族全員で同じ目標を向いて頑張っているご家庭のお子さんは成功する例が多いように見えます。
ただ、ご家庭で、すべての科目について、お子様と詳しい話をするのは、難しいというのは現実だと思います。
そこで、塾の出番となります。
塾講師は、いろいろな方法でお子様の興味を引き出します。授業の導入部分をどう展開するか?立ち位置、ジェスチャー、例題の提示の仕方などを工夫しています。優秀な塾講師は、エンターテーメント性さえも感じさせます。
今、塾に通われている方は、塾の先生といろいろなお話をしてくださいね。学校、そして、塾も活かして、お子様が、効率の良い学習をされることを祈っております。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
posted by 100人の塾長 at 10:16|
親子の関わり
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